FX取引の舞台

外国為替の取引の場となるのが「外国為替市場」です。
「東京外国為替市場、本日の相場は・・・」テレビやラジオのニュースでしばしば耳にする台詞ですね。

東京外国為替市場は、ニューヨーク、ロンドンと並ぶ「世界三大市場」の一つです。
しかし、東京証券取引所のような建物が実在する市場ではなく、バーチャル空間にある市場です。

為替市場は、電話やオンライン（通信回線）を通じて世界各国の昼の時間帯を連続させることで24時間つながっている、ネットワークで構成された、バーチャルな環境です。

市場参加者（機関投資家・企業・国・銀行・個人など）は、この巨大なネットワーク市場を通じて、24時間取引が可能というわけです。

ＦＸの主戦場

―――――外国為替市場は24時間取引が可能です―――――
多くのＦＸ会社が、ＦＸのメリットについてこのように答えます。

しかし、上記したように外国為替市場は、それぞれの国の昼の時間帯を連続させることで24時間つながっている、バーチャルなネットワークです。ですからその国の事情や理由によって為替市場に様々な影響を与えています。

したがって、ひとつの市場で取引されていると考えるのではなく、各市場の特徴やクセを捉える必要があります。

ＦＸの場合、市場を大きく捉えると、アジア市場、オセアニア市場、ヨーロッパ市場、ニューヨーク市場に分けて考えると良いでしょう。それぞれの特徴やクセを大まかに知っておくことが、ＦＸトレードが上達するコツともいえます。